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機能・オプション(波浪観測等)
機能・オプション(波浪観測等)
波浪計測オプションを搭載することで、ADCPが波高計として利用できるようになります。スペクトル解析による有義波高、有義波周期、波向き、はもちろん、ゼロアップクロス法による波浪解析も可能です。 波浪観測以外にも、ハイレゾリューション機能、サーフェイストラック機能、ハイスピードサンプリング機能など、オプション機能も充実しています。
オプション
ボトムトラック機能 [BT]
ボトムトラック機能は、ADCPと水底の相対的な移動速度を計測することによって、ADCPの対地速度を求め、流速の絶対値を算出させる機能です。ボトムトラックには、高精度タイプと、輸出向けに精度を制限したタイプがあります。
[対応機種:ADCP全般, DVL]
ハイレゾリューション機能 [Mode5,8,11]
ハイレゾリューションモード[Mode5, 8, 11]は、浅くて流速が遅い流況において高精度に流速計測するモードです。微流速を高精度に計測する場合は必要になります。
[対応機種:]
ハイスピードサンプリング機能 [Mode12]
ハイスピードサンプリングモード[Mode12]は、流速精度を高めるために単位時間当たりのping発射数を増やすことができるモードです。洪水時の曳航観測で精度を向上させることができるADCPのオプション機能です。
[対応機種:]
サーフェイストラック機能[Mode15]
サーフェイストラック[Mode15]は、ボトムトラック機能をベースに、大気/海面境界や、流氷の底面などの移動速度をトラッキングするためのユニークな機能です。
[対応機種:L-ADCP,ワークホースADCP]
ウォータートラック [WM12]【DVL専用】
ウォータートラック[WM12]は、DVLにおいて流速プロファイルを計測するためのオプションです。
ロングレンジ機能【ストリームプロ専用】
SPロングレンジ機能はWHストリームプロADCPのオプションです。最大測定レンジ6m、(設定層厚~ 20cm) まで計測できるようになり、適用範囲が広がります。
[対応機種:ワークホースストリームプロ]
コンパス/傾斜機能【ストリームプロ専用】
コンパス/傾斜機能はWHストリームプロにコンパスと傾斜計を追加するオプションです。これにより、地球座標による流向流速や、チルトピッチ補正が可能となります。
[対応機種:ワークホースストリームプロ]
波浪計測機能[Waves Array]
波浪計測機能[WavesArray]は、ワークホースADCPで波浪計測を行うための非常に有効なオプションです。4つのビームで水面高さを計測するので、スペクトル解析が可能です。また、日本固有のゼロアップクロス法にも対応しています。水圧センサーを実装する必要があります。
[対応機種:ワークホースADCP]
水圧センサー
水圧センサーは、ワークホースのトランスデューサーにかかる圧力を計測します。絶対圧式で水位を計測するためのADCPのオプション機能です。
[対応機種:ADCP全般]
5thビーム(センチネルV)
※こちらの項目は只今準備中です。
ソフトウェア
セクション バイ セクション[SxS]
セクション バイ セクション[Section x Section(SxS)]とは昔からある伝統的な流量観測手法の一つで、河川横断面を任意のセクション(Section)で区切り、各々のセクションで固定して流速と水深を計測し、そのデータを用いて流量を算出する手法です。 従来プロペラ流速計や電磁流速計を用いて1~2点の計測で流量を算出していたのに対し、ADCP計測による多層データを用いることにより、より高精度な計測を行う事が可能となります。また、流速と同時に河床高を計測することができる為、短時間で各区間を計測することができます。 ソフトウェア「SxS Pro」は、SxS観測をサポートする為のソフトウェアです。データ取得、描画、流量算出、テキスト出力などの一連の作業を行うことができます。 |
生物付着防止
生物付着防止 クリアコーティング
非毒性ポリマーコーティングにより、生物付着を大幅に軽減することができます。コーティングを施したADCPは、乾いている時はシリコン特有の触知感がありますが、湿っている時はつるつるしており、設置中についたどのような汚れも簡単に洗い流すことができます。 |
海洋生物付着抑制フィルム MARINGLIDE ™
※”MARINGLIDE™”は日東電工株式会社の製品です。
海洋生物の付着による ①データ精度の低下を抑制し、 ②大切なADCPを故障から守る、 新しい防汚材料をご用意しました。 |
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構成 | |
本製品はパッチ形状になっていますので、 ①貼るだけで防汚でき、 ②除去も簡単 大幅な清掃作業効率の向上に貢献します。 |
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特徴 | |
① 無毒で効果的な防汚システム 本製品は、海洋生物の幼生の付着メカニズムに着目し、独自の界面制御技術により幼生が容易に接着できない活性界面を形成することで、無毒ながら効果的に海洋生物の付着を抑制します。 ・REACH規制物質※1ならびに、船底塗料規制物質※2(AFS条約)や、銅、亜鉛、錫などの金属成分を使用していません。 ・生態急性毒性試験(OECD準拠(マダイ、クルマエビ、藻))において、毒性は確認されておりません。 |
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※1 REACH規制 第19次SVHC (2019.1.15に20次SVHC) ※2 International Convention on the Control of Harmful Anti-fouling Systems on Ships(2001) |
② 専用にチューニングされた粘着剤 専用設計の粘着剤を採用しています。水中での長期観測に耐えうる高い接着信頼性を有しながら、使い終わったらスムースに剥がせます。 ・「貼る」ことで乾燥が不要です。 ・「剥がせる」ことで除去作業が簡便で、新品状態に復帰します。 |
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使用事例 | |
海中設置事例1 | |
海洋生物付着抑制フィルムが施工されているADCPのセンサ表面では施工しなかった周辺部位と比べフジツボや藻の付着が抑制されています。(海中投入期間1ヶ月) | |
海中設置事例2 | |
海洋生物付着抑制フィルムが施工されたトライトンブイは施工しなかった場合と比べイガイやその他生物の付着が抑制されています。 | |
比較計測 | |
フィルムの有無で計測結果は異なりません。 | |
ADCPモデル毎に最適なサイズでご提供いたします。 |