SeaBat F50
高解像度前方監視ソナー(FLS)
SeaBat F50
SeaBat F50は、Tシリーズアーキテクチャーを採用した、Teledyne RESON社製前方監視ソナーの最新モデルで、SeaBat 7128ソナーの後継機です。最新設計のノイズレスな受波器ユニットと、ソナープロセッサーユニットを使用することで、256本のフォーカスドビームが捉えた水中イメージを高品質かつ高更新レートで出力します。
システムはレンジ重視の200kHzチャンネルと、解像度重視の400kHzチャンネルをシームレスに切り替えることができ、岸壁や船舶に艤装してのさまざまな海中監視用途、MCMや水中ロボットの前方監視・計測用途などに使用することができます。
水中トランスデューサは、400m耐圧の標準モデルと6000m耐圧の高耐圧モデルから選択することができ、ソナープロセッサーは、IP54対応の船上ポータブルタイプ、2U高のラックマウントタイプ、6000m耐圧のチタン製水中ボトルタイプから選択することができます。
既存の測深用SeaBat Tシリーズソナーに専用送波器を接続することでもシステムの構築が可能です。詳細はお問い合わせください。
システム概略例
特徴
- 最大レンジ 600m
- 最大視野角 140°
- 周波数200/400kHz
- 水平ビーム幅0.5°(正面ビーム)
- FM波を使用した良SN比、ロングレンジ計測*1
- 荒天でも安心なIP54設計のポータブルソーナープロセッサ*2
- 堅牢なのに軽量(水中重量5kg以下)なチタン製ソナーヘッド(浅海用の構成時)
- ユーザーフレンドリーな制御ソフトウェア
- 6000m耐圧オプション
※1:有償オプション
※2:PSPタイプ使用時
仕様
ソーナー計測仕様
ソーナープロセッサ仕様
トランスデューサ仕様
オプション
パン・チルト装置
水中ソナーヘッドの監視方向を機械的に可変する高負荷対応の堅牢な水中パン・チルト装置です。 パン角あるいはチルト角のみの1軸タイプ、パン角・チルト角を可変可能な2軸タイプがあります。 |
操船誘導・データ集録ソフトウェア Teledyne PDS
マルチビーム測深器の集録ソフトウェアであるTeledyne PDSと前方監視ソナーシステムを接続することも可能です。 既存の海底地形データや図面データ上に前方ソナーイメージをオーバーレイしながら操船誘導をしたり、F50ソナーやパン・チルト装置の制御をひとつのソフトウェア画面上で行うことができます。 |
その他機器
- 表層リアルタイム計測用水中音速度計
- 操船誘導用GNSS受信機、GNSSコンパス、INSシステム
- 艤装、装備金具など
イメージサンプル
港湾海底、構造物
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